ねこを飼うなら猫貯金を100万円は持っておきたい理由

猫と7年以上一緒に暮らしている猫野きなこです。

猫はお金がかからないペットと言われていますが、病気になると飼育費用は一気に跳ね上がります。後述しますが、わたしが昨年看取った猫は病院代で70万円かかりました。

「猫をこれから飼いたいけどお金がいくらかかるのか知りたい」という人や、病気になるといくらくらい費用がかかるのか気になる人のために実際にかかった費用をまとめました。

猫を飼うために必要なものと費用

猫を飼うために必要なものを以下にまとめました。太字のものは猫を飼う上でお金を払って用意しないといけないものです。

  • キャットフード
  • 猫トイレと猫砂・トイレシート
  • 健康診断とワクチン費用
  • 去勢・避妊手術費用
  • キャリーバッグ
  • 爪とぎ・爪切り
  • 食事用の食器(フードボウル)
  • 水飲み用の食器(給水器)
  • ベッド
  • キャットタワー
  • おもちゃ

必要な項目別に詳しく説明させていただきます。

キャットフードとトイレ

猫は塩分を摂りすぎると高血圧になりやすく、腎臓病(腎不全)や心臓病、尿路結石などの病気の原因になります。「もったいないから」と人間のごはんの残り物を与えるのは猫の寿命を縮めることになってしまうので、必ずキャットフードを買ってください。

猫は室内飼いが基本なので猫用トイレと中に入れる猫砂、トイレの形状によってはトイレシートの費用がかかります。

ワクチンと去勢避妊手術の費用

健康診断とワクチンの摂取にかかる費用も必要です。私が利用している動物病院では診察だけなら1,000円前後です。ワクチン費用は種類が増えるごとに値段が上がります。以下はおおまかな費用の目安です。

  • 3種混合ワクチン…4,000円~
  • 4種混合ワクチン…5,000円~
  • 5種混合ワクチン…6,000円~

去勢・避妊の手術費用はオスで15,000円、メスで20,000円程度で、動物病院によって費用は変わります。地域によっては補助金が出る場合もあります。

オスは去勢しないと壁におしっこをスプレー状にかけるマーキングをするようになりますし、メスは発情期になると大声で鳴き続けます。発情期なのに目的を達成できないのは猫にとってストレスです。「むやみに繁殖させない」という目的以外にも、猫の長生きや病気の予防にもつながるので去勢・避妊手術の費用は必要です。

キャリーバッグ・爪とぎ・食器など

キャリーバッグはダンボールで代用している人もいますが、猫がパニックになって逃げ出すリスクがあるので、用意して病院に連れて行くようにしましょう。猫は研ぎやすい場所でバリバリと爪とぎをするため、爪とぎを置くことによって家具への被害を最小限に抑えることができます。猫用の食器(フードボウル)や水飲み用の食器(ペットボトル給水器)は100均でも購入することができるので費用はかかりません。

ベッドはお気に入りの場所があると猫が安心しますし、キャットタワーやおもちゃは運動不足解消になるのでおすすめです。しかし、場所を取ったり買っても使ってくれない場合もあるので、ベッドやキャットタワー、おもちゃは余裕があればで大丈夫です。

猫は室内飼いが絶対に必要な理由

外飼いするのは猫の安全のためにやめたほうがいいです。

「外へ出して飼えばトイレの費用はかからない」と安易に考えて猫を外飼いすると、野良猫に噛まれて猫白血病ウイルス(FeLV)や猫エイズ(FIV)などの完治せず死亡率の高い病気をうつされたり、車やバイクに轢かれてしまう事故にあう可能性があります。

「猫は素早いし本能で車を避ける」と考えている人もいますが大きな間違いです。暗闇でもよく見える猫の目は車のヘッドライトなどの強い光を浴びると、目がくらんで動けなくなってしまうため轢かれやすいのです。

外飼いの猫は公園の砂場や他人の家でフンをするため、被害を受ける人の中には「猫を駆除したい」と考える人間もいます。首輪を外されて保健所に持ち込まれたり、毒入りの餌を食べさせられるかもしれません。

猫を危険から守るためには室内飼いをする前提で飼えるかどうかを判断しましょう。それでは次に猫を飼うのにかかる1ヶ月分の費用を紹介します。

猫の1ヶ月にかかる費用は安い

私が飼っている猫1匹の1ヶ月にかかる費用は合計で1ヶ月3,000円程度です。内訳は以下にまとめました。

  • エサ代(ドライフード)…2,000円
  • トイレ代(シート)…400円
  • トイレ代(猫砂)…600円

エサはカリカリと呼ばれるドライフードを与えています。体が小さいメス猫なので、体が大きいオス猫だともう少しかかるかもしれません。トイレシートは1週間に1回交換するものを使っていて、猫砂は1匹ではあまり減らないのでトイレ代は1ヶ月1,000円程度ですみます。

猫を飼うためのものを一通り揃えてしまえば、毎月の飼育費用はとても安いです。トイレも勝手にするので、犬のように散歩に行く手間もありません。トイレ代は節約しようとして汚くしたままにしておくと、きれい好きな猫はストレスを感じてしまいます。猫がストレスを感じると病気になりやすくなったり、他の場所でトイレをしてしまう原因になるのでトイレはこまめに掃除して綺麗にしておくようにしましょう。おやつは金額が高めですし、しょっちゅうあげるとメインのごはんを食べなくなってしまうので、忘れた頃にあげるくらいが丁度いい頻度だと思います。

猫の病気にかかる費用は高い

猫は保険がきかないので治療費はかなり高額になります。1回の手術で10~50万円かかる場合もめずらしくありません。将来かかる病院代が不安な人は猫が健康なうちにペット保険に加入しておくといいかもしれません。私の猫は保護したときから病気持ちだったので入ることができませんでした。

病気になりやすいと言われている品種は特に検討しておいたほうがいいです。たとえばアメリカンショートヘアは血栓ができやすくなったり呼吸困難になったりしやすい『肥大型心筋症』、スコティッシュフォールドは軟骨に異常が起こる『骨軟骨異形成症』になりやすいと言われています。

室内飼いでもヒモやおもちゃを誤飲をしたり、高いところから落ちて骨折する可能性があります。猫が苦しんでいる時に「お金がないから」と病院につれていかないわけにはいきません。猫を飼うなら自分の貯金とは別に「猫に何かあったときのための費用」として50万~100万円程度の貯金を用意しておくと安心です。

私の飼い猫は去年腫瘍が見つかり延命治療を続けていましたが、病院に行くたびに点滴や注射代で1~3万円飛んでいきました。調子が悪い時は連続で病院に通うことになるので、1週間で10万円以上かかった時もあります。完治が難しい病気の場合は猫の苦しみをやわらげる痛み止めの治療になりますが、これも毎日になると1ヶ月で10万や20万普通にかかります。

猫のケガや病気を治せるなら治療費を払うしかありませんが、猫の寿命を伸ばすための延命治療は経済的に余裕がないと続きません。私の猫はガンの延命治療で合計70万円以上かかりました。室内飼いで猫を飼う以上、猫の最期を看取ることになります。猫の苦しむ姿を見るのはつらいですが、その苦しみを長引かせないための「病気を自然に任せる判断」というものも必要です。

猫は可愛いですが可愛いだけではありません。最後は病気になったり、ごはんが食べられなくなったり、トイレにいけなくなったりします。そうなった時でも最後まで猫の面倒を見れるかどうかを飼う前によく考えましょう。

猫とのすばらしい生活はお金では買えない

猫との生活を始めたいと考えている人には最低限知っておいてほしい情報をまとめましたが、「お金がかかるな」と躊躇してしまう人は無理に飼う必要はないと思います。お金に余裕がないと自分も猫も幸せになれません。猫は一生面倒をみようと思うとお金がかかりますし、室内飼いは毎日トイレの掃除をしないといけません。性格もわがままです。

猫は自分本意な性格なので自分の言う通り行動させることはできません。そんな性格も含めて愛せるという人向きの動物です。抱っこしたい時に抱っこさせてもらえませんし、高いおやつやおもちゃに見向きもしてくれないことなんてしょっちゅうです。

それでも「猫を飼いたい」と考えているなら、ペットショップもいいですが保健所で処分される犬猫を救う活動をしているボランティア団体などから引き取ることを候補に入れてみてください。環境省の調べによると猫や犬の殺処分数は2017年の1年間で43,216匹です。1匹だけでも生きるチャンスに手を差し伸べてみませんか。

猫のふわふわの毛並みは撫でるだけで癒やされますし、甘えてきたりおやつを欲しがったりする仕草もとっても可愛いです。私は自分が面倒をみれる限りずっと保護猫と暮らす生活を続けたいと思っています。猫との生活は私にとってなくてはならないものになりました。気軽に「猫飼ってみたら」とは言えませんが、猫との生活はお金では買えない素晴らしいものですよ。


プロフィール

猫野きなこ

猫と暮らしながら趣味でお絵かきしてるライターです。ブログでは過去の体験談を漫画に描いたり、ダイエットレシピを公開しています。
 
ブログ:きなこ猫のスッキリ生活 
    きなこ猫の不妊活ブログ
Twitter:@kinako22neko