国際結婚したパンジー家のごはんとかかる食費について

こんにちは、ダーリンはアメリカ人のパンジー薫です。ブログでは、夫との出会いから結婚までの道のり、結婚生活について紹介しています。

国際結婚といえば、言葉・文化などの違いにくわえ、離婚率も高いことから「ハードルが高い」なんて言われていますが、実際に私も「日本人同士であればどんなに楽だったか」と思ったことはたくさんあります。なかでも「食事」は、国際カップルであれば誰もが直面する切実な問題ではないでしょうか。

そこで今回は、私たちが普段どんな食事をしているのか、我が家のメニューや食費などについて紹介します。アメリカと日本、全く異なる食文化を持つ私たちが一緒に暮らして痛感した「たかが食事、されど食事」の現実とは……⁉

夫に合わせたメニューを作るワケ

私たちの1日は、カリカリに焼いたベーコンにスクランブルエッグ、トーストにホットコーヒーの「アメリカンブレックファスト」で始まります。

スクランブルエッグは、夫のこだわりで1人前あたり卵を2つ使用(贅沢ですよね~)。消費ペースが早いため、つねに卵2パックをストックしています。さいわい私は洋食派だったので、朝ごはんに関して夫と揉めることはありませんでしたが、「朝はご飯とお味噌汁じゃなきゃ……」という人もいますよね。食の好みが合わない場合、別々のメニューを食べるのは国際カップルではあるあるだったりします。

私の知人に、彼氏(アメリカ人)が魚介類全般を受け付けない、というカップルがいました。その人は魚からとったダシ(出汁)さえ「クサい」といって口にしなかったので、「和食」はもちろん食べません。そこで2人は、よくハンバーガーショップやステーキレストランで食事をしていたのですが、彼女は「いつも肉食でうんざりする。しかも彼と付き合ってから肉ばかり食べるので太った」と嘆いていました。また、同棲していたため食事作りも大変だと言っていました。カレーを作るときは野菜嫌いでもある彼用に「肉だけカレー」、自分用に「普通のカレー」を用意していたそうです(ひぇ~)。

国際恋愛や結婚をするにあたって、パートナーが“和食を食べられるかどうか”はとても重要です。もし相手が和食嫌いな場合は、毎回食事を分けて作るか、どちらかが相手に合わせて我慢しなければいけないからです。私たちの場合、夫が和食好きなので救われていますが、それでも和食メニューが続くとクレームが入ります(笑)。やはり人間、食べ慣れた味がいいんですよね……。お寿司や刺身も大好きな夫ですが、ステーキやバッファローウィングを作ると体を震わせて喜ぶので、我が家では基本的に夫に合わせたメニューを作っています。夫がハッピーだと私もハッピーになり家庭が円満になるので、こういう形に落ち着きました。ちなみにどうしても「和食が食べたい!」となったときは、平日のランチに食べているのでストレスは溜まっていません。

料理に欠かせないスパイス&香味野菜

今でこそアメリカン料理を作れる私ですが、夫好みの物が作れるようになるまではずいぶん試行錯誤しました。料理番組やレシピ本から夫が気に入りそうだな、と思った料理はだいたい作りましたが、なかなか喜んでくれず……。何を作ればいいのか本当に分からなくて料理を作るのが怖くなり、外食ばかり、なんてときも一時期ありました。

そんな私たちでしたが、夫の故郷を訪れて私の悩みは解決します。夫が「おいしい」と言って、スパイスや香味の効いたメキシカン料理をパクパク食べる姿を見て、夫のお母さんがメキシコ人だったことや、夫にとっての「おふくろの味」はスパイシーで香り豊かなメキシコ料理なのでは……と気づいたのです。ちなみにメキシコからの移民が多いアメリカでは、メキシコ料理はよく食べられている料理のひとつです。

それからというものの、我が家の料理にはスパイスと香味野菜が欠かせなくなりました。常備しているスパイスはオレガノ、クミン、コリアンダー、ガラムマサラ、シナモン、セージ、ターメリック、チリパウダー、バジル、パセリ、パプリカパウダーと10種類以上。ニンニクや生姜、パクチーといった香味野菜も冷蔵庫の常連です。

こうして時間はかかったものの、夫の食の好みを把握できてから「何を作ろう」と悩むことがなくなりました。そしてあんなに苦痛だった料理や食事の時間が嘘みたいにハッピーになりました。嬉しい変化はもうひとつありました。私の料理に満足するようになった夫が、まっすぐ家に帰るようになり外食の回数が減ったのです。

国際カップルにとって食事の問題は悩ましいですが、「私が夫の味覚に合わせる」ことで私たちは乗り越えることができました。愛する人が「おいしい」と言って自分の作った料理を食べてくれる……。そんな幸せを毎日感じています。

我が家の4つの定番メニュー

さて、ここからは我が家の定番メニューを紹介していきたいと思います。アメリカ人の彼氏や夫のご飯作りに悩んでいる……という人はぜひ参考にしてください。

その1. アボカドサラダ

我が家定番のサラダは、野菜がたっぷり。サニーレタスを手でちぎり、紫たまねぎ、ホワイトマッシュルーム、ニンジンをスライサーで薄くスライスします。アボカド、パプリカ、パクチーを細かく刻み、ミニトマトは半分にカット。夫が嫌いなため市販のドレッシングは使わず、オリーブ油を回しかけライムを絞って完成です。パクチーと紫たまねぎの爽快な香りが食欲を刺激し、シンプルな味付けですがパクパク食べられるサラダです。

その2. バッファローウィング

素揚げした手羽に酸味の効いたホットソースを絡めるだけ。とっても簡単なうえ夫の大好物なのでよく作ります。ホットソースはタバスコとお酢、ケチャップなどを混ぜて手作りしていましたが、最近は夫が「より本場の味に近い」と太鼓判を押す市販のソースを使用しています。

▼夫のお墨付きのソース(カルディなどで買えます)

その3. ステーキ

アメリカ人パートナーを持つなら欠かせないのがステーキです。我が家では月に3~4回ほど食べています。日本人と違ってアメリカ人は脂身をあまり好まないため、お肉はモモやヒレをチョイス。ウェルダンで焼きあげ、にんにくの効いた赤ワインソースをかけて食べています。つけあわせは、ふわふわのマッシュポテトが我が家の定番です。

その4. にんにく塩鍋

冬になると毎週末食べているのがにんにく塩鍋です。スープは鶏ガラベースで、みじん切り&すりおろしたにんにくをたっぷり8個投入。そこへ、鶏肉のひき肉にみじんぎりにしたしょうがと長ネギを混ぜて丸めたミートボールを入れ、白菜、ニラ、もやし、にんじんと一緒に煮込んで完成です。スープにしょうがとネギのうまみが溶け出し、にんにくの効いたスープとよく合います。

食費は高め!

気になる食費ですが、我が家は毎月6~7万円(外食費用は抜いています)とちょっと高めです。スパイスをよく使う&毎朝コーヒーを飲むためその分費用がかかっています。また、アボカドやライムなど、お金のかかる輸入食材を食べているのでそれもあります。

家庭ごとにお金をかけたいポイントは違いますが、我が家はおいしいものは食べたい派。そのため食費を削るのではなく、日用品や被服費にかかるお金を必要最低限に抑えてトータルバランスをとっています。とはいえ娘が生まれ、これからなにかと出費が増えると思うので、よく使う食品や調味料は、業務用や大容量ボトルで代用できるものがないか探し、出費のスリム化には取り組んでいかないとな~と思っているところです。

私にとって食事の時間は、愛を育む時間でもあります。誰かのために料理を作れること、作った料理を「おいしい」と喜んでくれる相手がいること。日々の忙しさに追われてなおざりにしがちですが、これからも食事の時間を大切に過ごしていきたいと思います。さて、今夜は何をつくろうかしら♪


プロフィール

パンジー薫

1989年東京都足立区生まれ。25歳のとき、大失恋をきっかけに国際恋愛デビュー。「パンジー薫の国際恋愛ブログ」では、アメリカ人男性との出会いから結婚までの道のり、結婚生活などを紹介。
 

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