手作りパンは節約か贅沢か。きちんと計算してみて気づいたこと

結婚後、パン作りにハマる日々

こんにちは!
東京の下町、荒川区在住の主婦・荒川つまと申します。

さて、わたしの趣味はパン作り。
もともとお菓子などを焼くのが好きだったので、結婚を機にちょっと奮発して大型のオーブンレンジ(東芝の石窯ドーム)を買いました。

夫は独身時代からパンはパン屋さんで買う派のパン好きで、焼きたてホカホカの手作りパンを喜んでくれています。
家でパンを焼くようになってからは、浅草の合羽橋に出向いてパン型を買ったり、製パン材料店で売っているさまざまな種類の強力粉を使い、好みの粉を探求してみたり。パン作りにすっかりハマって、なんとも充実したパンライフを送っていました。

ただ、わたしがパンを作るようになってからのここ3年でも、小麦粉やバターなどの価格は少しずつ上がっていますし、調子に乗って新しい型を買ったりなんかすると、それなりの出費に。
あっ、あと焼いたパンをかわいく載せるカッティングボードなんかも欲しくなってきますよね。
買っちゃおうかなあ〜。どうしよう。

迷ったとき、わたしの背中を押してくれる心の合言葉は、
「パン屋さんで買うより安いから!」

……しかし、ある日ふと、「本当にそうか? 本当にそうなのか?」と思ってしまったので、調べてみることにしました。

手作りパンにかかるコストは?

ホームベーカリーではなく手ごねで、スタンダードな作り方(自家製酵母や冷蔵庫発酵などをしない)の食パンを作る場合を計算してみました。

まず、我が家の食パン1回分の材料費はこんなかんじ。

材料 価格 手作り食パン
1回分の使用量
手作り食パン
1回分の材料費
強力粉1kg 464円 300g 140円
無塩発酵バター450g 920円 30g 60円
ドライイースト125g 425円 3〜4g 14円

※塩、砂糖、牛乳などパン以外の用途がメインで使う材料費は含めていません。
※※強力粉等はグラム数が多いほどお得になりますが、1kgの価格を単位としました。

さらにオーブンレンジの電気代(1220ワット)をおおよそで出してみると、こんなかんじ。

1次発酵 30℃/60分 10円
2次発酵 35℃/35分 10円
予熱 230℃
焼成 200℃/20分
20円

そして忘れてはいけないコストは、パンを焼く手間です。
材料の計量から始まって、こね終わるまでの時間はだいたい20〜30分。このあいだは手もベトベトなのでつきっきりになります。

発酵から焼きあがりまでは約2時間。発酵は置いておくだけなので短時間の外出など他のことが出来ますが、後片付けをしたりする時間も含めるとパン1斤焼くのに2時間半かかるとみなしていいかもしれません。

よって、手作り食パン1斤にかかる材料費は約250円、かかる時間は2時間半となりました。

パンを買う場合

続いて、食パンをスーパーやパン屋さんで買う場合の相場を調べてみます。最近流行の高級食パン店だと1斤800〜1000円なんてパンもザラです。

果たして我が荒川区近辺の相場はいかようなものか。
近所のスーパーやパン屋さんを回って6枚切りの食パンの価格を調べてみたところ、このようになりました。

パン屋さん(個人):1斤265〜302円
スーパー(超熟):161〜181円
※価格は税込

「ロイヤルブレッド」はたまにお一人様1点限りで101円セールをしています。
パン安っ。荒川区の物価安っっっ!!


パン1斤350円くらいだと踏んで、「手作りのほうが安いからわたしは節約主婦よ!」と自分を正当化しようと思っていたのに……。荒川区の物価のせいでパン作りの大義名分が失われてしまう!

かろうじて、手作りパンよりパン屋さんのパンのほうが10〜50円高いという結果にはなりました。

ちなみに外でパンを買うのは「お手軽」というメリットがありますが、交通費がかかったり、行っても売り切れの場合があったりするデメリットもありますね。

「節約」を目的とするならば手作りパンは割高

以上の結果から、節約を第一の目的とするならば、手作り食パンはがぜん割高なので買ったほうが安いです!!

うちの近所の話で言えば、スーパーで101円のパンを冷凍するのが一番かと。

とはいえ手作りパンでも、材料費のコスト削減がある程度可能です。たとえば、内容量の多いお徳用の粉を買うとか、1kg計算で200円程度のものにするなら市販の食パンとどっこいどっこいのコストになります。101円は無理ですが……。

惣菜パンの場合は節約になる

ここまでだとそんなに節約になっていない手作りパンですが、じつは例外があります。
それはツナマヨコーンパンなどのお惣菜パン!


パン屋さんでも1個の価格設定が高めのお惣菜パンの場合は、食パン1斤ぶんの生地で8個くらいは作れるので、買うより手作りで量産するほうが断然割安になります。たとえば、ベーコンエピはバターもオイルもなしで作れたりするので、とてもお手軽でお安いです。

手作りパンのメリットとは?

お金の計算上では、パン屋さんで買う食パンと手作り食パンはたった数十円の差となりました。つまるところ、手作りパンは節約なのか、贅沢なのか。

この疑問を夫に投げかけてみたところ、
「手作りパンは、おいしくて楽しいでしょ? 節約とか贅沢とか意識したことないなあ」
と、爽やかな答えが返ってきました。

わたし自身にとっても、パン作りはすでに日課のようなもの。

粉やバターをこねて、自分の手のなかで形になっていくのはストレス解消になりますし、「おいしいね」と食べてくれる家族の顔を見ることが何よりの喜びで毎朝の活力です。デメリットといえば手間ですが、パンをこねる作業が好きなのでそこは苦になっていません。

そして、わたしは現在妊娠中なので、最近は血糖値を抑えるために大麦粉を加えたパンなどを作り始めました。こうして自分の体調に合ったパンを作れることも、手作りパンの最大のメリットなのではないかと思います(大麦とかライ麦入りのパンって買うとちょっと高いですしね!)。

ということで、夫が「型とか買いすぎじゃ」と思わない程度に探究を続けて、家族と自分のために、体に良いものを作っていきたいです。

家族の笑顔と健康という贅沢を味わえて、じつは食費もちょっと節約できているなら手作りパンは主婦にとって最高の趣味かもしれません!

いやでも、ちょっと待てよ。
そもそもわたしは出不精なので、歩いて5分のパン屋さんに行ってトレイとトングを持ってパンを買うことには分給5000円くらいの労力を見積もっています。


家で2時間半かけてパンを作るのは趣味なのでプライスレスです。
そう考えるとコストの計算をし直す必要がありますね。

パン屋さんの食パン1斤(パン代265円/買い物に15分かかった場合)
75,265円

手作り食パン1斤
250円

うん、明らかに手作り食パンのほうが節約になっていましたね!
つまり手作りパンは、節約だ節約だ!! わたしは節約主婦だ!!
よ〜し、新しい型買うぞ!!

おわり。


プロフィール

荒川つま
三度の飯と夫を愛する荒川区在住の主婦です。夫の観察をメインにした絵日記ブログを書いています。

 
ブログ:荒川区に住んでます