ペット保険をきちんと選ぶって大切!愛犬の2度の手術で学んだこと

愛犬がいつもと同じように遊んでいても、思わぬケガをしてしまうことがあります。 わが家の愛犬は遊びの最中に2回も足を傷めてしまいました。しかも、2回とも前十字靭帯の断裂。2度の手術を通して、ペット保険は会社や契約内容によって補償内容が大きく異なることを実感しました。今回は、フリーライターの「ことりえ」こと、西澤理惠がペット保険をなんとなく選んだら予期せぬ出費をしてしまったというお話をさせていただきます。

いつものようにドッグランへ

わが家の愛犬ぼんちゃんは体重40kgもある大型犬のゴールデンレトリバーです。体の筋肉量を保つためにある程度の運動量が必要なので、定期的にリード無しで自由に走り回ることができるドッグランへ連れていっています。

その日もぼんちゃんは、ドッグランでボールを楽しそうに追いかけていたのですが、いつの間にか後ろ足を上げて情けない顔をしていました。足を痛そうにしていたものの、ぼんちゃんはまだ遊びたりない様子だったので、私は軽いねんざ程度だと思い、あまり深刻に考えていませんでした。

軽いねんざのはずが前十字靭帯断裂で手術

しかし、次の日もぼんちゃんは足を痛そうにしていたので動物病院へ連れていくと、獣医さんに前十字靭帯断裂しているので手術が必要だと言われました。ただ私は、前十字靭帯を断裂しても手術せずに温存療法で治したラブラドール犬を知っていたので、ぼんちゃんも温存療法で治療してもらうことにしました。

ところがキセノンレーザーや抗炎症剤での温存療法を続けてもぼんちゃんの足は治る見込みはありませんでした。やはり大型犬は前十字靭帯を断裂してしまうと手術でしか治せないこと知り、私はようやくぼんちゃんに手術を受けさせる決心をしました。かかりつけの動物病院では手術ができなかったため、前十字靭帯断裂の手術で有名な動物病院を紹介してもらい手術を受けることに……。すぐに手術をしなかったので、半月板まで損傷していて、前十字靭帯断裂の手術と同時に半月板を取り除かなければならないほど重症化していました。

ペット保険に入っていても安心じゃなかった


動物病院で手術の日程を決め、手術費の見積もりをもらうと、そこには治療費の総額およそ41万円の文字……。あまりの金額にヒザがガクガク震えるほどでした。

ただ、わが家の愛犬はペット保険に入っていたので、「そこまで治療費の負担は大きくないだろう」とたかをくくっていました。しかし、なんとなく契約していた保険は手術1回につき10万円しか保険金が支払われないことがわかったんです。つまり、41万以上の治療費のうち、約30万円は自己負担となってしまいました。

あまりにも「保険の援助」が少なすぎて落ち込み、保険はなんとなくという軽い気持ちで選んではいけないと悟りました……。ただ、この保険会社の場合は窓口ですぐに保険が適用になりましたので、その点はとてもありがたかったです。

3年後、反対側の足も前十字靭帯断裂…

ぼんちゃんは、術後順調に回復しましたが、半月板がないこともあって痛みが走るのか、手術した足をかばうようにして反対側の足で歩いたり走ったりするようになりました。 術後3年間は大きなケガもせず過ごしていましたが、ある日散歩から帰るとその反対側の足を上げて情けない顔をしていたんです。

「あ、やっちまったな……」と、私はぼんちゃんの足に何が起きたか察しました。

実は手術を受けた際、獣医さんから「術後、70%の確率で反対側の足も断裂するコが多いので気をつけてください」と言われていました。しかも、ぼんちゃんの場合は、半月板切除術を受けているので、以前にケガした足をかばって反対側の足の前十字靭帯を断裂する確率が通常より高いとも言われていたんです。

前回の動物病院は家からあまりにも遠く、担当の獣医さんがいなくなっていたこともあり、このときは別の動物病院を受診することに。ぼんちゃんが足を痛そうにしていた翌日に病院に連れていくと、やはり前十字靭帯断裂と診断されたので、今回は温存療法などと生ぬるいことを言わず、最短で手術を受ける手続きをしました。

補償内容を検討した結果、保険会社を変更


このとき、前回の手術でお世話になった保険は自動更新せずに解約し、別の保険会社のペット保険に加入していました。前回の手術を教訓に各社のペット保険を比較して、免責がない、保険金額の範囲内であれば支払回数や支払い限度額に制限がない、保険料が安い、ペット保険に入り直したのです。

今回はケガをしてすぐに手術を受けたので半月板切除術を受けずに済み、手術費と入院費などの総額は前回よりも約8万円も安い約33万円でした。そのうえ、保険会社が治療費の50%を負担してくれる契約内容だったので、自己負担は約16万円で済みました。前回の保険会社と違い、このときは動物病院の窓口で一旦全額の支払いが必要でしたが、保険金は請求後から1週間もかからず振り込まれたのでとても助かりました。

正しくペット保険を選ぶって大事

私は愛犬の2回の手術によるペット保険の補償額の違いを実感し、ペット保険選びの大切さが身に沁みています。

ペット保険は、保険金支払割合が50%、70%、90%、なかには100%というものがあります。また、通院日額や手術の負担額に限度があるものなどさまざまなタイプのものがあります。愛犬の最初の手術のとき、仮に保険会社の支払割合90%の保険に加入していれば、41万円もの治療費がたった4万円で済んだのかと思うと、とても悔しい気持ちになります。 ただ、この経験からペット保険選びに必要な心構えを学びました。

  • 高額な治療費が必要になる大ケガはいつ襲ってくるのかわからない
  • 保険金支払割合が大きくなればなるほど保険料の負担が大きくなる
  • お財布事情と相談の上、できるだけ自己負担のないプランを選ぶ

保険金支払割合が大きくなると、ペットに何かあったときは飼い主の自己負担が少なくなるので非常に安心感がありますよね。ただし、保険金支払割合が大きくなるに連れて保険料の負担が大きくなるのも事実。各ご家庭のお財布事情に合わせて選ぶことがとても大切です。

飼い主にとって、愛犬が楽しそうに遊んでいる姿を見るのはうれしいものですが、高額な治療費がかかるケガがいつ起きてもおかしくないことも念頭に置き、もしものときに備えておくといいですね。


プロフィール

ことりえ(西澤理惠)
奈良県在住フリーライター。FPの資格をいかしてマネー系の記事を書くことが多いのですが、一次情報をもとに何でも書くオールマイティ型です。趣味はファイナルファンタジー。

 
 
ブログ:ライターことりえのブログ
Twitter:ことりえ@オールマイティ型ライター